使用例

番号 ケーブル種類 定格電圧
ロボトップ DF-SB,SF-SB 30V
ロボトップ DP,SP 600V,300V
VCT等 600V,300V

ロボトップの種類・用途

型 名 移動速度区分 用 途 製品名
遮へいなし 遮へいつき
DPモデル 低速移動配線 電源用 DP DP-SB
SPモデル ※受注製作品 高速移動屈曲配線 電源用 SP SP-SB
DFモデル ※受注製作品 低速移動配線 信号用 DF DF-SB
SFモデル ※受注製作品 高速移動屈曲配線 信号用 SF SF-SB

ロボトップ型名適用ガイド

- 1.水平移動屈曲ケーブルキャリア配線

移動速度(m/分)

移動距離(m)

30m未満 30m〜
100m未満
100m以上
1m未満 DP、DF SP、SF ご相談
1〜5m未満 DP、DF SP、SF ご相談
5〜10m未満 SP、SF SP、SF ご相談
10m以上 SP、SF ご相談 ご相談

-2.カーテン状配線及び上下移動屈曲(垂直移動屈曲)配線
移動距離、移動速度等、条件により選定いたしますので、弊社営業担当にご相談ください。

ロボトップ電気用品安全法適合品

電気用品安全法に規定する型式区分(<PS>E)が必要な場合は、ロボトップDPモデルの中からお選びください。

定格電圧 サイズ 線心数
300V AWG18(0.75m㎡) 〜 AWG14(2.0m㎡) 100心以下
600V AWG18(0.75m㎡) 〜 AWG4(22.0m㎡) 7心以下

ロボトップ型名解説

型名の後の-SB(SHIELD OF BRAIDの略)は、編組遮へい付きを表します。

  • DP=DELUXE POWER GRADEの略
  • SP=SPECIAL POWER GRADEの略
  • DF=DELUXE SIGAL FLEXIBLE GRADEの略
  • SF=SPECIAL SIGAL FLEXIBLE GRADEの略

ロボトップ選定に当たってのご注意

  1. 選定ガイドはおおよその目安であって、ケーブル性能を保証するものではありません。
  2. 移動屈曲ケーブルキャリア配線では、“移動距離と移動速度”により、ケーブルの屈曲寿命が大きく変化します。
  3. ケーブルに張力がかかる場合や、上記以外のご使用に際しては、弊社営業担当にご相談ください。

DP/UL series (300V/UL2517, 600V/UL2501)

FAシステム機器間の接続などの電源用・低速移動屈曲配線に適しています。

特徴

  • UL.c-UL 105℃、電気用品75℃耐熱に適合します。
  • UL VW-1,c-UL FT1 の難燃性に適合します。
  • ケーブル外皮には耐油・耐熱性を有した塩化ビニル樹脂を使用しております。
  • 導体の素線構成及び絶縁線心の配列を工夫し、電気用品安全法に基づく耐震性を備えています。

色別タイプ(C3またはC6)

線心の識別方法:7心までは全心色別(図は、4心の例)

〈 配 列 〉
〈 配 列 〉 色別タイプ(C3またはC6)
〈 品種記号の意味 〉
〈 品種記号の意味 〉 色別タイプ(C3またはC6)
〈 構 成 〉
〈 構 成 〉 色別タイプ(C3またはC6)
線心No. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7.
色 別

300V,600Vタイプとも同一配列で、1心〜7心の全心色別で線心の識別をします。

色別タイプ(C3またはC6)

数字マーキングタイプ(N3またはN6)

N3

線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…空色に数字マーキング
(図は14心の例)

〈 配 列 〉
〈 配 列 〉 線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…空色に数字マーキング
〈 品種記号の意味 〉
〈 品種記号の意味 〉線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…空色に数字マーキング
〈 構 成 〉
〈 構 成 〉線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…空色に数字マーキング

300V,600Vタイプとも同一配列ですが、定格電圧が一目で判別できるように絶縁体色を区別しております。また、線心の識別にもわかりやすい数字マークを施しています。

〈 構 成 〉線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…空色に数字マーキング

N6

線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…黄色に数字マーキング
(図は14心の例)

〈 配 列 〉
〈 配 列 〉 線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…黄色に数字マーキング
〈 品種記号の意味 〉
〈 品種記号の意味 〉 線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…黄色に数字マーキング
〈 構 成 〉
〈 構 成 〉 線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…黄色に数字マーキング

300V,600Vタイプとも同一配列ですが、定格電圧が一目で判別できるように絶縁体色を区別しております。また、線心の識別にもわかりやすい数字マークを施しています。

〈 構 成 〉 線心の識別方法:8心以上は、絶縁体色…黄色に数字マーキング

表面表示

標準仕上り外径

許容電流値

SP/UL series (300V/UL2464, 600V/UL2570)

FAシステム機器間の接続などの、電源用・高速移動屈曲配線に適しています。

特徴

  • UL.c-UL 80℃耐熱に適合します。
  • UL VW-1,c-UL FT1の難熱性に適合します。
  • ケーブル外皮には耐油・耐熱性を有した塩化ビニル樹脂を使用しております。
  • 導体に0.08mmのA線 (軟銅線) を用い、絶縁体には特殊エラストマ樹脂を使用しており、耐ねじれ性及び耐屈曲性で、当社DPモデルを上回る性能を備えています。

※上記以外の性能は、弊社営業担当にお問い合わせください。
※遮へい付きのタイプも製作いたします。(ロボトップSP-SB)

〈 配 列 〉
〈 配 列 〉 SP/UL series(300V/UL2464,600V/UL2570)
〈 構 成 〉
〈 構 成 〉 SP/UL series(300V/UL2464,600V/UL2570)

(図はオプションの遮へい付きロボトップSP-SB)

表面表示

対よりの線心の識別

標準仕上り外径

DF-SB/UL series (30V/UL20276)

FAシステム機器間の接続などの、信号用・低速移動屈曲配線に適しています。

特徴

  • UL.c-UL 80℃耐熱に適合します。
  • UL VW-1,c-UL FT1の難熱性に適合します。
  • ケーブル外皮には耐油・耐熱性を有した塩化ビニル樹脂を使用しております。
  • ケーブル内の誘導雑音及び外部からの雑音に対しては、線心を対より型とし、又すずめっき軟銅線編組遮へいを施しています。

※上記以外の性能は、弊社営業担当にお問い合わせください。
※遮へいが付かないタイプも製作いたします。(ロボトップDF)

〈 配 列 〉
〈 配 列 〉 DF-SB/UL series(30V/UL20276)
〈 構 成 〉
〈 構 成 〉 DF-SB/UL series(30V/UL20276)

(図はオプションの遮へい付きロボトップSF-SB)

表面表示

対よりの線心の識別

標準仕上り外径

SF-SB/UL series (30V/UL20276)

FAシステム機器間の接続などの、信号用・低速移動屈曲配線に適しています。
※ロボトップSFモデルは、電気用品安全法の型式外品です。

特徴

  • UL.c-UL 80℃耐熱に適合します。
  • UL VW-1,c-UL FT1の難燃性に適合します。
  • ケーブル外皮には耐油・耐熱性を有した塩化ビニル樹脂を使用しております。
  • 導体に0.05mmのA線(軟銅線)を用い、絶縁体には特殊エラストマ樹脂を使用しており、耐ねじれ性及び耐屈曲性で、当社DFモデルを上回る性能を備えています。
  • ケーブル内の誘導雑音及び外部からの雑音に対しては、線心を対より型とし、又すずめっき軟銅線編組遮へいを施しています。

※上記以外の性能は、弊社営業担当にお問い合わせください。
※遮へいが付かないタイプも製作いたします。(ロボトップSF)

〈 配 列 〉
〈 配 列 〉 SF-SB/UL series(30V/UL20276)
〈 構 成 〉
〈 構 成 〉 SF-SB/UL series(30V/UL20276)

(図はオプションの遮へい付きロボトップSF-SB)

色別タイプ(C3またはC6)

表面表示

対よりの線心の識別

標準仕上り外径

ケーブル特性

1. 表面表示

ロボトップと一般VCTの耐油性について、長期間オイルバスに浸漬後伸び残率を測定しました。

2. 耐熱性

ロボトップと一般VCTの耐熱性について、長時間加熱後伸び残率を測定しました。

ロボトップと一般VCTの耐熱性について、長時間加熱後伸び残率を測定しました。
ロボトップと一般VCTの耐熱性について、長時間加熱後伸び残率を測定しました。

3. 耐屈曲性

耐屈曲性
耐屈曲性
耐屈曲性

4. 耐ねじれ性

耐ねじれ性
耐ねじれ性
耐ねじれ性

5. 耐スパッタ性

ロボトップと一般VCTの耐スパッタ性を溶接機の下50mmでケーブルにスパッタを飛ばした場合について比較しました。

6. 耐震性

下図試験装置でロボトップと一般VCTの耐震性能を比較しました。データは断線に至るまでの回数をしめします。

耐震性
耐震性
耐震性

許容電流減少係数

1. 温度補正係数

カタログに記された許容電流値は、周囲温度を30℃とした場合であり、周囲温度がこれと異なるときはその温度に応じてそれぞれ下表の補正係数を乗じて計算します。
周囲温度75℃を越えてご使用される場合は、弊社営業担当にご相談ください。

2. 多条布設時補正係数

気中で多数ケーブルを並べて布設する場合、許容電流値に下表の係数を乗ずる必要があります。

ケーブル・コード取り扱い上の注意事項

1. 許容張力

ケーブルにかかる張力は、下表の数値以下としてください。
ただし、鋼線などの支持線を内臓(または外装)したケーブルについては、その支持線の許容張力以下としてください。

(施工上の注意点)
・ケーブルに張力が加わる場合は、ケーブルの心線・外被共に クランプシテ心線と外被がずれないようにしてください。

2. 許容曲げ半径

ケーブルを曲げて使用する場合には、曲げ半径を下表の数値以上としてください。

3. ケーブル布設にあたっての注意点

×印は禁止事項です。

断線事故につながりますので次のような布設は避けてください。

1. 曲げ部分をバンド等で結束あるいは固定しないでください。

曲げ部分をバンド等で結束あるいは固定しないでください。

2. ケーブルキャリア内布設では、ベア屈曲稼動部はバンドなどで結束あるいは固定しないでください。ベアが屈曲稼動しない両端末部を冶具等で 確実にベアに固定。

曲げ部分をバンド等で結束あるいは固定しないでください。

屈曲寿命を最大限に生かすため、次の事項をお守りください。

1. 最適なケーブル長:ケーブル長さに注意し、かつ曲げ部分の自由度を確保してください。(長すぎても短すぎてもケーブル寿命を縮めます。)

1. 最適なケーブル長:ケーブル長さに注意し、かつ曲げ部分の自由度を確保してください。(長すぎても短すぎてもケーブル寿命を縮めます。)

2. 曲げ半径をできるだけ大きくしてください。

2. 曲げ半径をできるだけ大きくしてください。

3. コネクタを付けるときは、スリープ等で、サポートしてください。

3. コネクタを付けるときは、スリープ等で、サポートしてください。

4. 曲げ部分で、複数のケーブルを結束しないでください。

4. 曲げ部分で、複数のケーブルを結束しないで ください。

ケーブルキャリア内布設時には、次の事項をお守りください。

1. ケーブルは重ならないようにしてください。

1. ケーブルは重ならないようにしてください。

2. ケーブルキャリア内でのケーブル占積率※は、30%以下が原則です。

2. ケーブルキャリア内でのケーブル占積率※は、30%以下が原則です

※ケーブル占積率:ケーブル布設箇所のベア断面積に対して、ケーブルの断面積が占める場合です

3. 外径が大きく異なるケーブルを混在させないことが効果的です。

3. 外径が大きく異なるケーブルを混在させないことが効果的です。
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